秋北新聞に掲載されたコラム原稿です。
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木製パソコンを創りたい。そう思ったのは私が秋田に来て間もない頃からですから、もう7年ぐらい前になるのです。そしてようやく木製パソコンを創れるときがやってきました。スタッフ一同、どうせなら地元の秋田杉で創ろうというところまでは良かったのですが、さて、いったい誰が秋田杉をパソコンに変身させてくれるのだろう?大工さん?建具屋さん?木工所の職人さん?いやぁ、断られるのが落ちでしょ!自分たちでは売り物になるような加工はとてもじゃないですが出来ません。でも、やはりその道のプロにお世話にならないと!ほとほと困り果てた時、建築設計をなされているお客様が協力してくださることになり、店長も私もほっと一安心した次第です。専門家曰く「木は生きている」。そう、木は伸びたり縮んだり、そったり割れたり姿を変えるのです。でも、家も箪笥も木で出来ているのですから、きっとパソコンも木で出来るだろう、たぶん、きっと。さっそくインターネットで木製パソコンで検索してみると意外とあるんですね(でも、秋田杉で製作されたパソコンは見つけられませんでしたよ)。みなさん変形することを考えて固い木で作っています。デザインも障子をつけてみたりと遊び心ある作品もありました。でも、秋田杉では難しいことのようです。とにかく試作の図面を起こしてもらい、同時に職人さんも手配してもらい、もう、おんぶに抱っこと言われようとも、とにかく試作機を製作していただきました。職人さんもパソコンを作るのは初めてですから、図面のほかにパソコンそのものもお渡しし、試作機完成になんとかこぎつけたのです。この試作機は現在店頭にてテスト運転しております。ホームページでは写真を公開しておりますので、興味をもたれた方はご覧ください。随所に職人のこだわりがある一品です。
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パソコン専門店アップデート
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男性
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1965/08/21
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パソコンの先生
自己紹介:
10歳ぐらいからパソコンを始める。設備用3次元CADの開発に10年携わる。その後家内の実家のある秋田県大館市に移り住み、パソコン教室を営む傍ら、大学等非常勤講師などを経て、現在パソコン専門店でパソコンの先生をしています。
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