秋北新聞に掲載されたコラム原稿です。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「声でパソコンやテレビを操作できたらどんなにいいだろう」。これは実現不可能な夢だと今は思います。以前は可能だと信じていたのですが秋田に来てからしばらくして考えを改めました。現在音声認識ソフトなるものが多数発売されていますが、非難轟々覚悟の上ではっきり断言します。「使えません」。あなたが思い描くような代物ではないはずです。なぜかっていうと、最初に最低でも30分ぐらい学習させなきゃだめなんですよ。学習風景は恥ずかしいですよ。一人黙々とマイクに向かってちょっとした作文を大きな声で何度も読み上げるですから。ボソボソいっても認識しませんからね!しかも訛ってると余計に時間が必要です。それでも頑張ればなんとか少しだけ認識してくれるようになります。そう、普段お使いの言葉を捨て、標準語で話すように心がければ少しだけ認識してくれるようになります。でも、悲しいかな少しだけです。こんな有様では、あなたの思い描くような使い方は到底できません。以前、「音声認識ソフトを利用して会議録を作りたい」という方が私の元を尋ねて参りました。当時の私は訛りの怖さをあまり知らず、また、以前いた会社では音声認識がある程度可能であったため技術の進化を過信し、その方に強く反対せず、音声認識ソフトと会議レコーダーを試すこととなってしまいました。結果は散々足るものでほとんど正しく認識されていませんでした。以後これを境に標準語以外の生活圏では音声認識は使えないと痛感したのです。メーカーも不明瞭な説明ではなくはっきり○○県はダメそうとか学習時間を具体的に何時間かかるか伝えるべきです。そうすれば、買って損をすることもなく、また、障害者へ売り込む輩もいなくなることでしょう。
PR |
カレンダー
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
プロフィール
HN:
パソコン専門店アップデート
年齢:
59
HP:
性別:
男性
誕生日:
1965/08/21
職業:
パソコンの先生
自己紹介:
10歳ぐらいからパソコンを始める。設備用3次元CADの開発に10年携わる。その後家内の実家のある秋田県大館市に移り住み、パソコン教室を営む傍ら、大学等非常勤講師などを経て、現在パソコン専門店でパソコンの先生をしています。
|