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秋北新聞に掲載されたコラム原稿です。
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携帯電話ウィルスといえば「cabir」が有名ですが、この「cabir」というウィルス自体は無害です。しかし、携帯電話ウィルスの危険性を的確に知らしめています。携帯電話の機能の中に他の情報機器とやり取りをする通信機能がある(これによってお財布携帯が可能)のですが、この機能を使って近くにあるその通信機能を持つ携帯やパソコンなど情報機器へ情報送信や感染をしていくことを実証しているからです。問題となっているのは亜種や新種のウィルスで、ファイル削除など破壊活動を行い、携帯電話を使えなくするものがあります。この通信機能は約半径2mぐらい機能しますので、近い将来、外出先のレストランやオフィスで傍に座っている人からいつのまにか感染してしまったなんてこともあるかもしれませんね。
 携帯電話以外にもこんなものまでというのがあります。それは、音楽プレーヤーやゲーム機、CDなどです。昨年8月末、クリエイティブ社が日本向けに出荷したMP3プレーヤー4000台にウィルスが混入していた(メーカーホームページでは可能性があると記載されているがセキュリティー会社には混入して出荷したと報告している)らしいし、ソニーのPSPを起動不能にするマルウェアも発見されている。ソニーといえばソニーBMG社の一部の音楽CDに付けられたコピー防止機能がスパイウェアとして格付けされはじめたことも話題を呼んでいる。セキュリティー会社の中にはソニーに遠慮してかスパイウェアと呼ばず「イネプトウェア」という新しい分類を設けスパイウェアと区分しているところもあるのだ。それにしても今回のソニーのコピー防止機能(現在はデジタル著作権管理ソフト:DRMと呼ばれています)はちょっと危険である。なにせパソコンがクラッシュしてしまうこともあるようだし、直接駆除もできません。DRM自体は必要との見方が強いのですが、今回のソニーは酷いというのが大方の見方です。
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1976年アップル社がAppleⅠを発売しました。これが最初のパソコンと言われています。ちなみに8bit(横並びに置いた8枚の紙の表裏の組み合わせで文字や数字を表す)です。見た目はワープロというかおもちゃのピアノといったほうがいいかもしれません。翌年、アップル社よりAppleⅡが発売されます。こちらは見た目も数年前のデスクトップパソコン風です。国産パソコンはシャープから1978年にMZ-80Kが発売されます。CPUはZ80(2MHz)でメモリーは32KBです。1979年、秋葉原で販売されていたNECのTK-80が進化し、PC-8001(8bit)が発売され、1981年、IBMよりIBMPC(8bit)が登場します。IBMPCはパソコン標準機と呼ばれ、初めてOS(オペレーティングシステム)にMS-DOS(PC-DOS)を採用しました。そして同じく1981年富士通よりFM-8(8bit)が発売されています。そして1982年かの名機PC-9801(16bit)がNECより登場しています。俗にいう「98:キュウハチ」です。余談ですが、1983年に任天堂からファミリーコンピューターというゲーム機が発売されました。現在これほどまでにゲーム機が普及すると誰が予想しえたでしょう。さて、1984年には世界のパソコン標準機と呼ばれるパソコンが登場しています。IBMのPC/AT(16bit:横並びに置いた16枚の紙の表裏の組み合わせで文字や数字を表す)です。そしてもうひとつ、アップルのMacintosh 128K(16bit)です。MS-DOSとちがい現在の画面のようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)をもったパソコンです。MS-DOSは、黒い画面に命令文を打ち込んで処理を行わせていましたが、GUIにより現在のアイコンやメニューバーによる操作が可能になりました。マイクロソフト社も負けじとWindowsを開発します。さて1986年、現在のノートパソコンJ3100(16bit)が東芝より登場し1989年名機Dynabookが登場します。1986年には世界最初のコンピューターウィルス「Brain」が登場しています。1988年には富士通の名機FM-TOWNS(32bit)マルチメディアパソコンが登場。1989年は現在大活躍しているホームページ(インターネット)の開発が開始されています。ここまでがパソコンの歴史のひとつの節目なのだと思います。次回はパソコンの歴史:WINDOWS時代到来です。
木製パソコンを創りたい。そう思ったのは私が秋田に来て間もない頃からですから、もう7年ぐらい前になるのです。そしてようやく木製パソコンを創れるときがやってきました。スタッフ一同、どうせなら地元の秋田杉で創ろうというところまでは良かったのですが、さて、いったい誰が秋田杉をパソコンに変身させてくれるのだろう?大工さん?建具屋さん?木工所の職人さん?いやぁ、断られるのが落ちでしょ!自分たちでは売り物になるような加工はとてもじゃないですが出来ません。でも、やはりその道のプロにお世話にならないと!ほとほと困り果てた時、建築設計をなされているお客様が協力してくださることになり、店長も私もほっと一安心した次第です。専門家曰く「木は生きている」。そう、木は伸びたり縮んだり、そったり割れたり姿を変えるのです。でも、家も箪笥も木で出来ているのですから、きっとパソコンも木で出来るだろう、たぶん、きっと。さっそくインターネットで木製パソコンで検索してみると意外とあるんですね(でも、秋田杉で製作されたパソコンは見つけられませんでしたよ)。みなさん変形することを考えて固い木で作っています。デザインも障子をつけてみたりと遊び心ある作品もありました。でも、秋田杉では難しいことのようです。とにかく試作の図面を起こしてもらい、同時に職人さんも手配してもらい、もう、おんぶに抱っこと言われようとも、とにかく試作機を製作していただきました。職人さんもパソコンを作るのは初めてですから、図面のほかにパソコンそのものもお渡しし、試作機完成になんとかこぎつけたのです。この試作機は現在店頭にてテスト運転しております。ホームページでは写真を公開しておりますので、興味をもたれた方はご覧ください。随所に職人のこだわりがある一品です。
インターネットが普及し、パソコン通信という言葉が衰退したころ、チャット(文字によるリアルタイム会話機能)に代わり、メッセンジャー(チャット以外に音声通話やファイル共有など多彩な機能を持つ。)というものが跋扈し始めた。現在では、MSNやYAHOO、SKYPEといったメッセンジャーをはじめ多くのメッセンジャーが利用されている。メッセンジャーの機能にテレビ電話があります。なんとパソコン同士でテレビ電話が通話料無料で出来るのです。固定電話や携帯電話へ電話することも有料ですができます。私はメッセンジャーが誕生した当初から利用し感じていることがあります。それは、みんながパソコンでインターネットを利用していて、メッセンジャーを使っていれば、通話料が無料じゃないかということです。具体的に云えば、支店営業所を持つ企業は本支店営業所間の電話をメッセンジャーで行い、本支店営業所間の通信費を大幅に削減することが可能なんです。FAXだってメールで済ませられるはずでしょ。みなさん経費を抑えたいなら、メールやメッセンジャーを使いこなしましょう。遠くに住む孫の顔を見ながら会話を無料で出来ますよ。メッセンジャーを利用するにはユーザー登録が必要です。登録及び利用は無料です。現在私はMSNメッセンジャーを利用しています。理由はメーラーなどとの連携ができるからです。メッセンジャーを使っていて不便に思うのは他のメッセンジャーとやり取り出来ないことぐらいかな!ともかく、パソコンにWebカメラとマイクとスピーカーがあれば誰でも気軽にテレビ電話を楽しめ、通話料無料というおまけまで付いてくるメッセンジャーを試してください。
それにしてもパソコンは、従来の常識を捨ててしまえばいろんなことができる道具なんですね。次回は写真についてです。
「マルウェア」って聞いたことも無いという方もいらっしゃるかもしれませんので先に説明しておきます。皆さんが日頃ウィルスという言葉で片付けている[悪意のあるプログラム]は、正しく言うとウィルス以外にワームやスパイウェアなどウィルス以外のものもあります。これら悪意のあるプログラムのことを総称してマルウェアと呼びます。
最近ウィルスに関する報道を新聞やテレビでよく見かけますが、携帯電話にもウィルスがあることを伝えていないので、今回は携帯電話のウィルスについてお話しします。
現在携帯電話ウィルス(携帯電話に感染するウィルスの総称)は、世界で100種以上見つかっています。この100種以上という数値は大変危険な状態が近づいていることを示しています。事実、昨年日本でも携帯電話ウィルスの発症が報告されています。そもそも日本の携帯電話は大丈夫だという風潮がいままではありましたがこの一件でそれは見事に覆されたのです。そしてこの一件により明らかになったこともあります。なぜ日本の携帯電話が大丈夫だと云われていたかというとウィルス製作者に日本人が少ないと思われていることといつもウィルスが海外で第一発見されているかのような印象を報道が少ないために思ってしまっているためだと推測されます。つまり海外の人が作る=海外の携帯電話で感染するウィルスを作る。よって日本の携帯電話には関係ないという考えで安心していたのに、実際は、日本の携帯電話の中に海外の携帯電話を元にしていたものがあったということで、携帯電話もパソコン同様に仕様を明示すべきではないでしょうか?何せ今時分の携帯電話ははっきりいってパソコンです。今後ウィルスによる被害が発生したときの被害の大きさはパソコン以上ですよ。お財布携帯なんてCMが流れてますがその辺本当に大丈夫なんでしょうか?次回へ続く・・・


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プロフィール
HN:
パソコン専門店アップデート
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1965/08/21
職業:
パソコンの先生
自己紹介:
10歳ぐらいからパソコンを始める。設備用3次元CADの開発に10年携わる。その後家内の実家のある秋田県大館市に移り住み、パソコン教室を営む傍ら、大学等非常勤講師などを経て、現在パソコン専門店でパソコンの先生をしています。
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