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秋北新聞に掲載されたコラム原稿です。
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北国のパソコン事情で「動作保証温度というものをはじめて知った」とか、「だから私のパソコンは動かないのね」という声を頂いております。そこで今回は温度とパソコン及び周辺機器についてさらに調べて下記の表にまとめてみました。機種により多少のちがいがありましたのでおおよそこのぐらいなのだと覚えていただければと思います。
商品
動作温度
パソコン本体
10℃~35℃
CPU
~70℃
CRTモニタ
0~35
液晶モニタ
5~35
プリンタ
5~35
スキャナ
5~35
デジカメ
0~40
モデムルータ
5~40
湿度はかなり広範囲をどれもカバーしていますが、「結露していないこと」が条件です。
表からもわかるように室内で使うことを前提にしていますので、北国の冬の屋外や外に近い環境ではダメということになります。工事現場などに設置されているパソコンや帰宅した寒い部屋では、よく温めてから使いましょう!でもね、パソコンは動き出すと熱を沢山量産しますから、冷やすことも必要なのです。ノートパソコンをお使いの方は、パソコン裏面に足がありますのでちゃんと立てて利用してください。パソコン裏面からパソコン内部を冷やすための風を取り込みますので、足を出さないと場合によっては取り込み口を塞ぎかねません。また、ストーブの熱風が当たるような場所は避けましょうね。
最近では、工事現場など厳しい使用環境下でご利用いただけるように防水処理されたものや落としても壊れにくい頑丈なパソコンやデジカメもあります。くれぐれもハードディスクをクラッシュしてデータを失わないようにしましょう。
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1990年、Microsoft社よりwindows3.0が登場します。Windows時代の到来です。そしてパソコンのマルチメディア化が本格化します。また、今でこそ当たり前になったインターネットが庶民に解放された年でもあります。それまではパソコン通信という形でパソコン間でのやり取りがありましたが、それに代わりインターネットが登場します。残念ながら日本でのインターネット開花はまだです。1993年テレパソでおなじみのIBM PS/V(32bit:横並びに置いた32枚の紙の表裏の組み合わせで文字や数字を表すと思って下さい)はテレビが見れてFM音源がついたマルチメディアパソコンで、モニターと本体が一体となったマックライクな外見が売りでした。しばらくはこのスタイルが流行します。またこの年、日本初のインターネットサービスプロバイダーであるインターネットイニシアティブ(IIJ)が発足されています。1994年、NECのPC9821(キャンビー)や松下のウッドペーカーをイメージキャラクターに採用したウッディ、富士通のFMなどです。
1995年、秋葉原に徹夜して並んだ方もいるかもしれないWindows95が登場します。これにより一気にパソコンが普及し始めます。それまでは会社や一部マニア的な方々、お金持ちの方々の間でしか広がりを見せなかったパソコンが一般家庭へと普及し始めて行ったのです。以降の数年間は、マルチメディアと共にパソコンは発展していきます。1996年富士通のFMVが登場。インターネットへの接続を可能にするため、モデムが標準搭載されていました。1998年、Windows98、2000年にWindowsMeとWindows2000が登場しています。1995年あたりから続いていたマルチメディアとしてのパソコンは、これ以降インターネットとともに発展をしていきます。1990年、世界のインターネット人口は30万人(台)あまりでしたが2000年には9000万人(台)を突破しています。日本では各地でIT講習会なるものが開かれ、老若男女問わずIT立国のためにパソコンの勉強をしましたね。
2003年、WindowsXPが登場し、益々パソコンとインターネットは切っても切れないものとなっていきます。同時にウィルスも急増しセキュリティー問題も取りざたされるようになっていきました。インターネットはメディアを飲み込みさらに成長を続けています。
そして今年、タイミングを見計らったように?WindowsVista(ビスタ:64bit)が登場します。インターネットではテレビも本格化し無料で多くの番組を楽しめるようになります。音楽配信も月額定額低料金でサービスされるようになります。DVDもブルーレイやHDDVDへと移行し高解像度で楽しめるようになります。テレビもパソコンと接続することを前提にしたつくりになってきました。アップルのマックもIntel製CPUを搭載しそうです。マックでWindowsもあり?
気が付けば、パソコンは一人一台の時代になりました。小学校からパソコンの授業があり、大学受験時にパソコンの資格の有無も考慮されるところもでてきました。もちろん大学1年2年でパソコンは必須科目になっています。レポートもメールで送ります。卒論もパワーポイントなど用います。我が娘は中1でパソコン暦10年以上というツワモノですが、それも今後当たり前の時代になるのでしょうか?ただ、娘をみていると私たちの年代が思う所のパソコンとはちがう様で、紙やペン、果てはテレビや電話の感覚でいる様です。
新年明けましておめでとうございます。本年もご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
パソコンを自作される方も増えてきているようで私としては大変嬉しく思っております。メーカー製パソコンに比べ同スペック(同じ性能)のパソコンを少し安く手に入れることが出来る自作パソコン。言い換えれば、同じ金額で良いものを手にいれられるのが自作パソコンなのです。しかも、自分で組み立てますから愛着もわきます。
ところで、内閣府調査によると1990年初頭の世帯パソコン普及率は10%程度であったのに対し2005年は64.7%だそうで、インターネット普及率も50%ぐらい。県別でインターネット普及率を見てみるとトップは香川県の70%越えで、次いで東京、神奈川となります。秋田県のインターネット普及率はというと36.4%で、全国平均を下回り40位。都会ばかりでパソコンが普及しているように感じるかもしれませんが決してそういうわけでもありません。農林水産省の調査によると全国の農家へのパソコン普及率は53%なのです。
世界のパソコン台数も2010年には現在の倍になるだろうと言う見方も強く、やはり今後もパソコンの普及は広がりをみせるようです。
2006年中にWindowsが代わります。その名をVISTAといいます。見た目も内部処理も大幅に変わります。当然ながら、今お持ちのパソコンの買い替えに迫られる方もいらっしゃることでしょう。このVISTAにあわせ各部品も仕様変更されて新製品がどんどん投入されていきます。これからパソコンを購入する予定の方は、このあたり(64bit対応かどうか)をチェックして、失敗しないようにしてください。なにせ今は新旧入り混じりの時期なので、価格に踊らされないように気を付けてください。
これからテレビを買うなら、地上波デジタルとハイビジョンをチェックしないといけません。特にハイビジョン放送は要チェックです。なぜなら、ハイビジョン対応テレビとフルHDテレビは別物なのです。ハイビジョン放送は有効画素数1920×1080で配信されており、これを再現するには1920×1080の解像度ということになります。そこで解像度と表記や映像ソースの関係を表にしてみました。
表記や映像ソース
解像度
ハイビジョン放送
1920x1080
フルHD
1920x1080
ハイビジョン対応
1024x768~
DVD映像
720x480
通常のテレビ放送
約720x480
上記の表からわかると思いますが、ハイビジョン放送をハイビジョンで見たければフルHDのテレビでなければいけないのです。それと、テレビをパソコンのモニターとして使うとテレビが壊れるなどという迷信を信じている方もいるようなので否定しておきます。従来のテレビは確かに解像度が低いため高解像度のパソコン映像をきれいに表示できませんでした。また、表示方法もことなるため直接パソコンとテレビを接続できませんでした。接続するにはアナログ変換するしかなく、でも、壊れませんよ。また、パソコンのモニターでテレビを全画面表示して見るとぼやけてしまうのもテレビ放送の解像度が低いためです。逆にこれから主流になるハイビジョン放送は高解像度ですので、フルHD表示できるテレビをパソコンのモニターとして直接接続して利用できます。なぜなら今時分のテレビにはパソコンを接続するための端子が予め設けてあるのです。ただし、フルHD出力できるようにグラフィックボードを増強しましょう。以前GIGABYTEの会議室で大画面テレビにパソコンを接続してインターネットを楽しみました。もう最高でしたよ。普段小さいと思っていた文字もいい感じでしたし、応答速度も速くて・・・でも、DVDがいまいちでした。次期DVD(HD-DVDやBD)が待ち遠しい。だってハイビジョンもばっちりらしいのです。さて、次回は木製パソコン開発奮戦記です。
12月5日午前1時20分頃、店に泥棒が入り、ノートパソコンやパソコンのパーツを盗まれました。盗まれた上に後処理等ゴタゴタし、コラムの原稿が遅れ、先週は休載しましたこと誌面にてお詫び申し上げます。
さて写真についてですが、みなさん写真の出来の良し悪しをプリントしたものをみて語っているようなので、プリントについて考えてみましょう。プリンターに用いられる解像度の単位はdpi(Dot Per Inch)です。dpiとは1インチ当たりに何個の点を用いて表現するかです。つまり印刷された画像は小さな点をいくつも並べて一枚の写真として見ていることになります。ですから、点をたくさん使える(dpiの数値が大きい)プリンターで印刷するとそれだけきめ細かい写真を印刷できるということです。ですが、それだけではまだ完全ではありません。なぜなら、1個の点(1ピクセル)で表すことができる色の数も重要だからです。パソコンの画面で表示した写真と印刷した写真は色合いが違っていたりしませんか?通常ご家庭でお使いのパソコンの画面は72dpi以上の解像度で1個の点が表せる色の数は約1677万色です。デジタルカメラもパソコンの画面と同様であるため、パソコンの画面はデジタルカメラで撮影された写真をほぼ100%再現しています。それに対しプリンターはインクが3色~7色で色の濃淡を考慮しても1ピクセルあたりで表せる色数は画面の比ではありません。プリンターは色の少なさを解像度で補っているということです。ここまで書くと気付いた人もいるかもしれませんが、パソコンの画面はdpi値が低いので細いもの(文字など)を表示すると判別しにくい(ばとぱなど)ということになります。人間の目はおおよそ350dpiが限界だそうで、これは15インチモニターだと4200×3150画素らしい。この辺から印刷物は300dpi~350dpiなのですね。きれいな写真を望むなら、プリンターはインクの数が多いもので解像度の高いものを選択するしかないとうことです。次回はモニター(テレビ)についてです。


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プロフィール
HN:
パソコン専門店アップデート
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1965/08/21
職業:
パソコンの先生
自己紹介:
10歳ぐらいからパソコンを始める。設備用3次元CADの開発に10年携わる。その後家内の実家のある秋田県大館市に移り住み、パソコン教室を営む傍ら、大学等非常勤講師などを経て、現在パソコン専門店でパソコンの先生をしています。
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