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秋北新聞に掲載されたコラム原稿です。
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大学等で1年の学生に講義する際に、毎年のように感じていることがあります。今では大学等の授業で1年2年はコンピューターは必須科目なのですが、親御さんにわかってもらえずパソコンを持っていない生徒がいます。授業以外でもパソコンは必要です。レポートの提出や研究の計算、卒論や就職活動などです。量販店などでよく販売されているパソコンでは必要なソフトが揃っていませんし、研究に用いるには性能が低い場合が多いです。そのため、パソコンを持っていない、または性能が低いパソコンの学生の中には、怪しいパソコンを買ってしまったり、オークションでコピー物を落札してしまったりしています。そんな目にあわないように自分のパソコンは自分で作ってみてはどうだろうか?ノートパソコンも作れるんですよ!
おっと話がそれちゃいました。
大学等は入学時にある程度パソコンを操作できると思っていますので、初歩から中級まで(パソコン検定試験で言えば3級と2級の間ぐらい)を1年の7月までに終わらせます。そうしないと他の科目でパソコンを使った授業ができませんからね。もしかすると中学高校生の方がこのコラムを読んでいるかもしれないので教えておきますが、タッチタイピングができて、尚且つタイピング速度も速くできるように。速度は非常に重要ですよ。練習してくださいね。
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「声でパソコンやテレビを操作できたらどんなにいいだろう」。これは実現不可能な夢だと今は思います。以前は可能だと信じていたのですが秋田に来てからしばらくして考えを改めました。現在音声認識ソフトなるものが多数発売されていますが、非難轟々覚悟の上ではっきり断言します。「使えません」。あなたが思い描くような代物ではないはずです。なぜかっていうと、最初に最低でも30分ぐらい学習させなきゃだめなんですよ。学習風景は恥ずかしいですよ。一人黙々とマイクに向かってちょっとした作文を大きな声で何度も読み上げるですから。ボソボソいっても認識しませんからね!しかも訛ってると余計に時間が必要です。それでも頑張ればなんとか少しだけ認識してくれるようになります。そう、普段お使いの言葉を捨て、標準語で話すように心がければ少しだけ認識してくれるようになります。でも、悲しいかな少しだけです。こんな有様では、あなたの思い描くような使い方は到底できません。以前、「音声認識ソフトを利用して会議録を作りたい」という方が私の元を尋ねて参りました。当時の私は訛りの怖さをあまり知らず、また、以前いた会社では音声認識がある程度可能であったため技術の進化を過信し、その方に強く反対せず、音声認識ソフトと会議レコーダーを試すこととなってしまいました。結果は散々足るものでほとんど正しく認識されていませんでした。以後これを境に標準語以外の生活圏では音声認識は使えないと痛感したのです。メーカーも不明瞭な説明ではなくはっきり○○県はダメそうとか学習時間を具体的に何時間かかるか伝えるべきです。そうすれば、買って損をすることもなく、また、障害者へ売り込む輩もいなくなることでしょう。
北国のパソコン事情で「動作保証温度というものをはじめて知った」とか、「だから私のパソコンは動かないのね」という声を頂いております。そこで今回は温度とパソコン及び周辺機器についてさらに調べて下記の表にまとめてみました。機種により多少のちがいがありましたのでおおよそこのぐらいなのだと覚えていただければと思います。
商品
動作温度
パソコン本体
10℃~35℃
CPU
~70℃
CRTモニタ
0~35
液晶モニタ
5~35
プリンタ
5~35
スキャナ
5~35
デジカメ
0~40
モデムルータ
5~40
湿度はかなり広範囲をどれもカバーしていますが、「結露していないこと」が条件です。
表からもわかるように室内で使うことを前提にしていますので、北国の冬の屋外や外に近い環境ではダメということになります。工事現場などに設置されているパソコンや帰宅した寒い部屋では、よく温めてから使いましょう!でもね、パソコンは動き出すと熱を沢山量産しますから、冷やすことも必要なのです。ノートパソコンをお使いの方は、パソコン裏面に足がありますのでちゃんと立てて利用してください。パソコン裏面からパソコン内部を冷やすための風を取り込みますので、足を出さないと場合によっては取り込み口を塞ぎかねません。また、ストーブの熱風が当たるような場所は避けましょうね。
最近では、工事現場など厳しい使用環境下でご利用いただけるように防水処理されたものや落としても壊れにくい頑丈なパソコンやデジカメもあります。くれぐれもハードディスクをクラッシュしてデータを失わないようにしましょう。
新年明けましておめでとうございます。本年もご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
パソコンを自作される方も増えてきているようで私としては大変嬉しく思っております。メーカー製パソコンに比べ同スペック(同じ性能)のパソコンを少し安く手に入れることが出来る自作パソコン。言い換えれば、同じ金額で良いものを手にいれられるのが自作パソコンなのです。しかも、自分で組み立てますから愛着もわきます。
ところで、内閣府調査によると1990年初頭の世帯パソコン普及率は10%程度であったのに対し2005年は64.7%だそうで、インターネット普及率も50%ぐらい。県別でインターネット普及率を見てみるとトップは香川県の70%越えで、次いで東京、神奈川となります。秋田県のインターネット普及率はというと36.4%で、全国平均を下回り40位。都会ばかりでパソコンが普及しているように感じるかもしれませんが決してそういうわけでもありません。農林水産省の調査によると全国の農家へのパソコン普及率は53%なのです。
世界のパソコン台数も2010年には現在の倍になるだろうと言う見方も強く、やはり今後もパソコンの普及は広がりをみせるようです。
2006年中にWindowsが代わります。その名をVISTAといいます。見た目も内部処理も大幅に変わります。当然ながら、今お持ちのパソコンの買い替えに迫られる方もいらっしゃることでしょう。このVISTAにあわせ各部品も仕様変更されて新製品がどんどん投入されていきます。これからパソコンを購入する予定の方は、このあたり(64bit対応かどうか)をチェックして、失敗しないようにしてください。なにせ今は新旧入り混じりの時期なので、価格に踊らされないように気を付けてください。
12月5日午前1時20分頃、店に泥棒が入り、ノートパソコンやパソコンのパーツを盗まれました。盗まれた上に後処理等ゴタゴタし、コラムの原稿が遅れ、先週は休載しましたこと誌面にてお詫び申し上げます。
さて写真についてですが、みなさん写真の出来の良し悪しをプリントしたものをみて語っているようなので、プリントについて考えてみましょう。プリンターに用いられる解像度の単位はdpi(Dot Per Inch)です。dpiとは1インチ当たりに何個の点を用いて表現するかです。つまり印刷された画像は小さな点をいくつも並べて一枚の写真として見ていることになります。ですから、点をたくさん使える(dpiの数値が大きい)プリンターで印刷するとそれだけきめ細かい写真を印刷できるということです。ですが、それだけではまだ完全ではありません。なぜなら、1個の点(1ピクセル)で表すことができる色の数も重要だからです。パソコンの画面で表示した写真と印刷した写真は色合いが違っていたりしませんか?通常ご家庭でお使いのパソコンの画面は72dpi以上の解像度で1個の点が表せる色の数は約1677万色です。デジタルカメラもパソコンの画面と同様であるため、パソコンの画面はデジタルカメラで撮影された写真をほぼ100%再現しています。それに対しプリンターはインクが3色~7色で色の濃淡を考慮しても1ピクセルあたりで表せる色数は画面の比ではありません。プリンターは色の少なさを解像度で補っているということです。ここまで書くと気付いた人もいるかもしれませんが、パソコンの画面はdpi値が低いので細いもの(文字など)を表示すると判別しにくい(ばとぱなど)ということになります。人間の目はおおよそ350dpiが限界だそうで、これは15インチモニターだと4200×3150画素らしい。この辺から印刷物は300dpi~350dpiなのですね。きれいな写真を望むなら、プリンターはインクの数が多いもので解像度の高いものを選択するしかないとうことです。次回はモニター(テレビ)についてです。


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プロフィール
HN:
パソコン専門店アップデート
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1965/08/21
職業:
パソコンの先生
自己紹介:
10歳ぐらいからパソコンを始める。設備用3次元CADの開発に10年携わる。その後家内の実家のある秋田県大館市に移り住み、パソコン教室を営む傍ら、大学等非常勤講師などを経て、現在パソコン専門店でパソコンの先生をしています。
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