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秋北新聞に掲載されたコラム原稿です。
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1976年アップル社がAppleⅠを発売しました。これが最初のパソコンと言われています。ちなみに8bit(横並びに置いた8枚の紙の表裏の組み合わせで文字や数字を表す)です。見た目はワープロというかおもちゃのピアノといったほうがいいかもしれません。翌年、アップル社よりAppleⅡが発売されます。こちらは見た目も数年前のデスクトップパソコン風です。国産パソコンはシャープから1978年にMZ-80Kが発売されます。CPUはZ80(2MHz)でメモリーは32KBです。1979年、秋葉原で販売されていたNECのTK-80が進化し、PC-8001(8bit)が発売され、1981年、IBMよりIBMPC(8bit)が登場します。IBMPCはパソコン標準機と呼ばれ、初めてOS(オペレーティングシステム)にMS-DOS(PC-DOS)を採用しました。そして同じく1981年富士通よりFM-8(8bit)が発売されています。そして1982年かの名機PC-9801(16bit)がNECより登場しています。俗にいう「98:キュウハチ」です。余談ですが、1983年に任天堂からファミリーコンピューターというゲーム機が発売されました。現在これほどまでにゲーム機が普及すると誰が予想しえたでしょう。さて、1984年には世界のパソコン標準機と呼ばれるパソコンが登場しています。IBMのPC/AT(16bit:横並びに置いた16枚の紙の表裏の組み合わせで文字や数字を表す)です。そしてもうひとつ、アップルのMacintosh 128K(16bit)です。MS-DOSとちがい現在の画面のようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)をもったパソコンです。MS-DOSは、黒い画面に命令文を打ち込んで処理を行わせていましたが、GUIにより現在のアイコンやメニューバーによる操作が可能になりました。マイクロソフト社も負けじとWindowsを開発します。さて1986年、現在のノートパソコンJ3100(16bit)が東芝より登場し1989年名機Dynabookが登場します。1986年には世界最初のコンピューターウィルス「Brain」が登場しています。1988年には富士通の名機FM-TOWNS(32bit)マルチメディアパソコンが登場。1989年は現在大活躍しているホームページ(インターネット)の開発が開始されています。ここまでがパソコンの歴史のひとつの節目なのだと思います。次回はパソコンの歴史:WINDOWS時代到来です。
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1990年、Microsoft社よりwindows3.0が登場します。Windows時代の到来です。そしてパソコンのマルチメディア化が本格化します。また、今でこそ当たり前になったインターネットが庶民に解放された年でもあります。それまではパソコン通信という形でパソコン間でのやり取りがありましたが、それに代わりインターネットが登場します。残念ながら日本でのインターネット開花はまだです。1993年テレパソでおなじみのIBM PS/V(32bit:横並びに置いた32枚の紙の表裏の組み合わせで文字や数字を表すと思って下さい)はテレビが見れてFM音源がついたマルチメディアパソコンで、モニターと本体が一体となったマックライクな外見が売りでした。しばらくはこのスタイルが流行します。またこの年、日本初のインターネットサービスプロバイダーであるインターネットイニシアティブ(IIJ)が発足されています。1994年、NECのPC9821(キャンビー)や松下のウッドペーカーをイメージキャラクターに採用したウッディ、富士通のFMなどです。
1995年、秋葉原に徹夜して並んだ方もいるかもしれないWindows95が登場します。これにより一気にパソコンが普及し始めます。それまでは会社や一部マニア的な方々、お金持ちの方々の間でしか広がりを見せなかったパソコンが一般家庭へと普及し始めて行ったのです。以降の数年間は、マルチメディアと共にパソコンは発展していきます。1996年富士通のFMVが登場。インターネットへの接続を可能にするため、モデムが標準搭載されていました。1998年、Windows98、2000年にWindowsMeとWindows2000が登場しています。1995年あたりから続いていたマルチメディアとしてのパソコンは、これ以降インターネットとともに発展をしていきます。1990年、世界のインターネット人口は30万人(台)あまりでしたが2000年には9000万人(台)を突破しています。日本では各地でIT講習会なるものが開かれ、老若男女問わずIT立国のためにパソコンの勉強をしましたね。
2003年、WindowsXPが登場し、益々パソコンとインターネットは切っても切れないものとなっていきます。同時にウィルスも急増しセキュリティー問題も取りざたされるようになっていきました。インターネットはメディアを飲み込みさらに成長を続けています。
そして今年、タイミングを見計らったように?WindowsVista(ビスタ:64bit)が登場します。インターネットではテレビも本格化し無料で多くの番組を楽しめるようになります。音楽配信も月額定額低料金でサービスされるようになります。DVDもブルーレイやHDDVDへと移行し高解像度で楽しめるようになります。テレビもパソコンと接続することを前提にしたつくりになってきました。アップルのマックもIntel製CPUを搭載しそうです。マックでWindowsもあり?
気が付けば、パソコンは一人一台の時代になりました。小学校からパソコンの授業があり、大学受験時にパソコンの資格の有無も考慮されるところもでてきました。もちろん大学1年2年でパソコンは必須科目になっています。レポートもメールで送ります。卒論もパワーポイントなど用います。我が娘は中1でパソコン暦10年以上というツワモノですが、それも今後当たり前の時代になるのでしょうか?ただ、娘をみていると私たちの年代が思う所のパソコンとはちがう様で、紙やペン、果てはテレビや電話の感覚でいる様です。


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プロフィール
HN:
パソコン専門店アップデート
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1965/08/21
職業:
パソコンの先生
自己紹介:
10歳ぐらいからパソコンを始める。設備用3次元CADの開発に10年携わる。その後家内の実家のある秋田県大館市に移り住み、パソコン教室を営む傍ら、大学等非常勤講師などを経て、現在パソコン専門店でパソコンの先生をしています。
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